リスク分散その1

リスクが怖い、リスク・リターンを考える等の言葉は聞いたことがあるでしょう。

ではそもそもリスクとは何なのでしょう。

リスクを避けるとはどういう状況を指すのでしょう。

そこで今日はリスク分散という概念について考えてましょう。

  

リスクとは不確実性のこと


まず、金融の世界におけるリスクの定義をご紹介します。

一般的にリスクとは「危険なこと」「避けるべきこと」という意味で使われていますが、
資産運用の世界では、リスクとは、リターンの不確実性の度合い(振れ幅)のことを表しています。

日本証券業協会「投資の時間」より

資産運用金融商品というと、リスクがあり手を出しにくいという意見をよく耳にします。

なんとなく怖いから銀行に預けています、という方も多数います。

よくわからないものに対して猜疑心を持つことは当然の防衛反応かもしれません。

  

銀行安全神話


では、本当に銀行に預けるだけで安心できるのでしょうか。

利率がよくないためインフレが起こると実質的に目減りするから、等の観点から銀行預金以外への投資を勧める人もいます。

もちろんそれはインフレリスクへの備えとして間違いではありません。

 

ですが、投資になじみのない方からするとやはり若干の抵抗はあることでしょう。

そこでもう少し簡単にリスク分散をイメージしていただきましょう。

私の経験上、多くの人は銀行預金のみに資産を投じている。

これは非常に危険です。誤解のないように伝えておきますが、銀行預金を否定するわけではありません。

銀行預金のみ、つまり[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]一つのものに依存している状態[/su_highlight]が危ないのです。

  

何か一つに依存するのは危険


例えばトランプで7並べをするとしましょう。

配られた自分の手札がダイヤ一色だとどう思うでしょうか。

はじめは順調にカードが減るかもしれません。

ところが、1枚のカードが場に出ないばかりにずっと手札が減らないという可能性もあります。

これが4種類のマークがバランスよくある手札なら、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]状況に応じて対応できる選択肢[/su_highlight]があるということになります。

別の例をあげてみましょう。

魔法学校を舞台にした名作「ハリー・ポッター」シリーズで主人公の最大の敵である「例のあの人」は見事にリスク分散をしています。

全作を読まれた方はご存知でしょうが、分霊箱に自分の魂を7つに分けていました。

つまり、命を7分割していたのです。

そのため主人公は7つの魂全てを破壊しなくてはいけなかったため、かなり苦戦しました。

これは自分の命が危険にさらされることに備えた素晴らしいリスク分散と言えます。

 

余談ですが、彼がリスク分散をしていなかったら物語は2巻で完結しています。

世界中で小説が読まれ、映画化されて関連商品も多数発売されたことを考えると

もし仮に2巻で完結していたとしたら、どれだけの利益を手に入れ損ねたことになるか恐ろしいですね。

  

まとめ


一つのものに依存するのは非常に危ないということです。

決して「銀行預金」や「日本円」が危ないと言っているわけではありません。

今後の世界情勢や生活の変化を完全に予想できる人などいないはずです。

大切なのは常に状況に合わせた最善手を選べる[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]選択肢を持つ[/su_highlight]ということです。