分散投資と集中投資

資産運用の方法は多種多様です。

どこにお金を置いておくかを選ぶのが投資だということも出来ます。

また、どのようにお金を置くのかも投資では重要になります。

そこで今回は投資をする際のお金の置き方に関する考え方をふたつ紹介します。

 

分散投資


ひとつ目はリスクを抑えて分散して投資する方法です。

決まったタイミングで決まった金額を定期的に投資することで、価格が高い時には購入量を抑えることが出来て、安い時には購入量を増やすことが出来ます。

そのため値動きに波があるものを購入する際には、投資のタイミングや投資期間といった時間を分散する事で[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]リスクとリターンが平準化できる[/su_highlight]ことがメリットです。

また、相場の変動に一喜一憂することがなく淡々と機械的に購入していくだけなので心理的な負担も多くありません。

その代表的な手法としてドルコスト平均法を以前の記事で紹介しています。

 

将来的にはおそらく価格が上がるであろうものや成長するであろう分野に対して投資をしたいと考えている、ただし[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]今が参入するタイミングとして適切かどうかはわからない[/su_highlight]、そんな場合には有効な手段ですね。

相場観をあまり必要としないため初心者や勉強に時間が取れない方にはおすすめの方法です。

普段から分散投資をおすすめしているのは、資産運用に馴染みが無い人が最初の一歩として取り組むのには適していると考えるからです。

 

集中投資


一方で、選定したものに集中して投資する方法もあります。

相場と比較して割安なものを購入することで利益を得る方法です。

つまり、過去の推移や似たような商品との比較をしたうえで、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]本来であればもう少し高い価値があるはずのものが安く売られている[/su_highlight]ときに購入するのです。

前述のドルコスト平均法のように平準買いをするのではなく、ここぞというタイミングやこれぞというものを選択して投資します。

[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]相場を見極める能力がないとただのギャンブル[/su_highlight]になりかねないため、相応の勉強力が必要になります。

ただし、勉強と経験を積み重ねて目を養うことが出来れば、大きな利益を得ることが出来ます。

 

例えばあるお店でジュースが1本100円で売られていたとします。

隣町のお店では同じジュースが6本パック500円で売られていたとしましょう。

この場合は隣町でジュースを買って1本ずつバラで売ることで100円の利益がでますね。

つまり600円分のものを500円で買えているので割安だと判断できます。

資産という目線で考えると、500円分の現金という資産がパックを購入した時点で600円分のジュースという資産に増えています。

あとはジュースを売るだけでお金が増えるという仕組みです。

 

ただし、このやり方を実現するためには隣町で6本パック500円で売っているという情報をもっていたり、ジュース6本を売る方法を知っていたり、他にもばら売りをしているお店がパック売りを始める前に売り切る必要があったりと条件がありますね。

この部分が知識や経験ということです。

 

まとめ


資産を守っていくための投資方法は無数にあります。

どのやり方が正解ということはなく、個々人に合った方法を選ぶことが大切です。

自分の性格や状況などを分析したうえで、最適な方法を探し出したいですね。

その判断をするためにもお金に関する知識を少しずつ積み上げていきましょう。