時事ネタ

世界的な知名度を持つ人の発言は時に経済に小さくない影響を与えます。

前回の記事では日銀総裁の発言により為替が変動した例を取り上げました。

今回は時事ネタとして、最近注目された日本に関する発言についてお話していきます。

 

Invest in Kishida


現在の日本の首相である岸田総理大臣を知らない方はいないでしょう。

その首相が先日、イギリスの金融街でとある講演を行いました。

その内容は[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]日本国内の貯金を投資に向かわせる[/su_highlight]というものでした。

 

日本の個人金融資産は長らく半分以上が預金や現金の形で保有されてきました。

その結果として、家計の金融資産が10年間で1.4倍にしかなっていないとのことです。

これが投資に慣れ親しんでいるアメリカでは10年で3倍、イギリスでは同2.3倍になったのと比べると大きく見劣りします。

ただ、そこを逆にまだポテンシャルがある、伸びしろがあると捉えて日本にはまだまだ投資に向ける資金が豊富にあるということをアピールしたのです。

 

実際に今後投資が促進されるような政策が実現されるかどうかは定かではありません。

金融所得課税の引き上げについて検討していたり株主還元よりも賃上げを優先する考えがしめされたりと、株式市場に対峙する姿勢も見せてきたからです。

ただし、政府が貯蓄から投資へと舵を切るか否かに関わらず、個々人レベルでは投資を始めていく必要があります。

投資を始めていく、というよりは[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]資産を日本円の貯金だけで持つことをやめる[/su_highlight]、という方が正しいかもしれません。

 

Japan will eventually cease to exist


世界で最も多くの資産を持つ人の一人であり、最近はTwitterの買収で話題にイーロン・マスク氏の日本に対する発言が先日注目を浴びました。

At the risk of stating the obvious, unless something changes to cause the birth rate to exceed the death rate, Japan will eventually cease to exist. This would be a great loss for the world,

いうまでもないが、出生率が死亡率を超えなければ、日本は結局生きながらえることは出来ない。これは世界にとって大きな損失である。

つまり、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]人口が減り続けるのであれば日本の未来は明るくない[/su_highlight]、ということです。

これは言われるまでもなく至極当然のことですね。

国に限らず組織というのは、一般的に労働人口が多いほど発展します。

 

前回までの為替の変動に関する記事でもお伝えしましたが、成長しないと思われている国は人気が無くなります。

人口を増やすためには当然個々人の力が必要ですが、国が旗振り役となって先導しなければ難しい部分もあるでしょう。

もちろん人口の増加、ひいては日本という国の国力増強に力をそそぎたいところですが、まず自分自身の資産を守ることも大切です。

 

投資というのはお金を投票券に見立て、これから成長しそうな国、分野、企業等にお金を投票していくことと言い換えることも出来ます。

これからの人生を長い目で見た時に、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]日本円の資産だけを持っておくことが果たして得策なのか[/su_highlight]、はよく考える必要がありますね。

 

まとめ


今回は最近話題になった日本のこれからに関する発言をご紹介しました。

普段は聞き流しているようなニュースでも、少し知識がついてくると耳に残るものです。

少しずつお金や金融に関する知識を蓄えていけると良いですね。

マネーリテラシーの向上に役立ち、それが理想の生活の実現に少しでもつながれば幸いです。