相続税その1

お客様からご質問をいただいたので相続についてお話しします。

相続の話は日常的に発生するものではないため多くの方にとってはなじみのうすいものでしょう。

そこでまずは基本的な部分からお伝えしていきます。

相続税とは


相続税とは、個人が亡くなった方(=被相続人)から相続などによって財産を取得した場合にその取得した財産に課される税金のことです。

財産を取得する人(=相続人)とは、民法でその範囲と順位が定められています。

相続人の範囲は、配偶者、子や孫、父母、兄弟姉妹などです。

相続の順位とは、被相続人の遺産をもらう権利がある人(=法定相続人)になれる優先順位の事です。

これは被相続人の家族構成によって様々なケースがあります。

また、この相続順位によって、法で定められている遺産の取り分も変わってきます。

 

相続税の納付


相続税の申告と納税には期限があります。

相続の開始があったことを知った日、一般的には被相続人がなくなった日となりますが、その翌日から[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]10か月目の日まで[/su_highlight]に申告書の提出が必要です。

また、納付する相続税額がある場合には、被相続人の住所地を所管する税務署に納税することになります。

ここで納付する相続税額の計算方法ですが、遺産には税務上基礎控除額というものが設定されています。

確定申告でも一部適用されるように、税金には一定の免除される金額があり、相続についても例外ではありません。

遺産に係る基礎控除額は次の式で表されます。

この控除額よりも[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]相続する財産が多い場合には相続税を納める[/su_highlight]ことになります。

 

まとめ


相続税に関するかんたんなイメージは出来たでしょうか。

自分の家にはそれほど資産が無いため無関係だと思う方もいるでしょう。

そのような方の中にも実際には遺産総額が基礎控除額を超えていたというケースはあります。

具体的な資産の評価方法などは次回以降で詳しく解説していきます。