節税と納税

前回は退職した方が確定申告で税金を還付される控除についてお伝えしました

するとあるお客様から「税金ってそもそも支払う必要があるの」というご質問を頂きました。

そこで今回は税金を納める意味について、少し考えてみたいと思います。

 

税金の対価


税金を支払った結果皆さんは何を得ていますか?

 

通常お金を払えば何かしらのモノを受け取っています。

八百屋さんでお金を払えば野菜を。

携帯ショップでお金を払えばスマートフォンを。

 

実物だけに限らずサービスにお金を払っている場合もありますね。

マッサージ屋さんに行って施術をしてもらった。

サッカーの試合を観戦して感動した興奮した。

 

さらに以前の記事でも書いたように時間を得るためにお金を払っている場合もあります。

運賃を支払って電車や飛行機に乗った=移動時間を短縮できた。

洗濯機や食洗器を買って機械に家事を手伝わせた=家事の時間を短縮できた。

 

では、税金を支払った結果受け取っているものは一体何でしょうか。

 

納税の義務


身近なところでいえば、警察や消防は公務員のお仕事です。

これは、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]自分の危機を救ってくれるサービス[/su_highlight]を買っているということです。

また、ごみ収集や除雪も行政の予算で成り立っています。

これは、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]快適に暮らすためにサービス[/su_highlight]を買っているということです。

さらに、公立の学校も名前の通り行政が管轄しています。

これは、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]最低限の教育を受けさせてくれるサービス[/su_highlight]を買っているということです。

 

上記はあくまで一部であり、他にも市役所や区役所に行くと非常にたくさんの部署があります。

それらは企業が取り組むには難しいものも少なくありません。

何故なら、利益が見込めないからです。

誤解を恐れずに表現すると、儲からないことを引き受けてくれているのが公務員です。

ですから、税金は無駄ではありません。支払わなくて良いわけがありません。

勤労の義務、教育を受けさせる義務と並んで国民の3大義務の一つなのですから。

 

まとめ


節税は権利ですから、正しく活用することをお勧めします。

一方で納税は義務ですから、決められた金額を支払わなければいけません。

確実に[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]自分たちの生活を支えて[/su_highlight]くれています。

「この社会あなたの税がいきている」のです。