以前の記事で新型コロナウイルスに罹患した際の医療保険の扱いについてご紹介しました。
自宅やホテルで療養したみなし入院の方でも保険金を受け取れるため申請漏れのないようにしましょうという内容でした。
ところがこの度保険金を受け取れる対象が限定されることになりました。
そこで今回はコロナ入院給付金についてお話していきます。
政府の方針転換
9月6日に政府が新型コロナウイルス感染症に係る発生届の範囲について、全国一律に重症化リスクの高い方に限定する旨を発表しました。
この発表のなかで発生届が必要なのは
・65歳以上の者
・入院を要するもの
・重症化リスクがあり、かつ、新型コロナ治療薬の投与が必要な者、または重症化リスクがあり、かつ、新型コロナ罹患により新たに酸素投与が必要な者
・妊婦
With コロナの新たな段階への移行に向けた療養の考え方の見直しについてより引用
と定義されています。
この変更に則る形で、各保険会社でも[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]入院給付金の支払対象について見直し[/su_highlight]が行われています。
保険会社の対応
前回の記事でみなし入院に対する対応を紹介した保険会社について、今回の見直しに関する対応を調査しました。
大方の保険会社は政府の見直しにあわせて支払対象を変更することが発表されています。
ただし、アクサ生命、SBI生命についてはみなし入院への対応の仕方に関する変更は確認できませんでした。
ジブラルタ生命についてはよくある質問コーナーにて
新型コロナウイルスの入院給付金支払い対象を65歳以上の高齢者や重症化リスクがある患者に限定するとの報道があったが、いつから限定されるのでしょうか?
回答)当社の取り扱いについては現時点では変更ございません。罹患された方は従来通りご請求いただけます。また、今後取り扱いを変更した場合は別途当社ホームページ等でアナウンスいたします。
コロナに関する給付金に関するよくある質問:ジブラルタ生命ホームページより引用
と変更が無いことを明記しています。
この度の入院給付金の支払い対象変更のような大きな方針転換は、ニュースや新聞などで報道されています。
本コラムも含めてそれらは二次情報であり、正確性に欠ける場合や情報に過不足がある場合があります。
今回も同様に詳細な対応は各社によって異なる部分があります。
情報が世の中に溢れている時代だからこそ、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]発信源である一次情報をしっかりと確認する[/su_highlight]ことが大事です。
情報に踊らされないために情報の選び方、見極める力を身につけたいですね。
まとめ
新型コロナウイルスに関する医療保険の対応変更についてお伝えしました。
大多数の保険会社はみなし入院の支払い対象を限定するとのことです。
一方で現状維持の保険会社も一部あります。
正しい判断をするために、自身で正しい情報を取得していきましょう。