前回の記事で高校生が資産形成について学ぶ時代になったとお伝えしました。
読んでくださった方から質問とリクエストをいただいたので、今回は投資信託についてお伝えします。
投資信託とは
読んで字のごとく、投資を信じて託すということです。
株というのは銘柄によって異なりますが、最低取引単位というものがあります。
例えば100株からしか購入できないという条件です。
この場合買いたい銘柄の株価が1株2,000円だとすると、必要な金額は200,000円ということです。
複数の銘柄に分散して投資したい場合、気軽に買える金額ではないですね。
そこで個々人では金額が大きくて手が出ないような投資先に、みんなで[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]お金を集めて投資して利益を分け合う[/su_highlight]という仕組みが投資信託です。
公式にはこのように定義されています。
投資信託とは一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
一般社団法人 投資信託協会 https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/about/what/
また、投資信託のことをファンドと読んだり略して投信と呼んだりします。
このように同じものを複数の呼び方をするのが初心者には優しくないところですね。
私も金融業界に身を置きたての頃は非常に苦労しました。
そこでより身近な日常生活に置き換えて考えてみましょう。
野菜を仕入れてくれる八百屋さん
例えばあなたは野菜を買いたいくて、農家さんに直接買い付けに行ったとしましょう。
ところが農家さんは手間がかかるため、100個単位でしか販売しないという条件でした。
あなたは大根と人参と玉ねぎと茄子を買いたいけど、全部一つずつでいい…。
さすがに個人で100個は購入できないですね。
そこで八百屋さんの出番です。
八百屋さんは農家さんから大根と人参と玉ねぎと茄子を100個ずつ購入します。
そしてあなたは八百屋さんからそれぞれ野菜を一つずつ購入するのです。
また、八百屋さんが儲かっていれば感謝セールの開催なんてこともあるでしょう。
セールがたくさん開催されていればその八百屋さんの評判はあがりますね。
これを先ほどの定義に当てはめると、
八百屋さん:運用の専門家
並んでいる野菜(大根と人参と玉ねぎと茄子):投資・運用先(株式や債券)
感謝セール:分配
となります。
ちなみに八百屋さんの評判:投資信託の価格
とイメージしてみて下さい。 これが投資信託の仕組みです。
まとめ
まずは投資信託についてその仕組みを簡単にお伝えしました。
金融商品はライフプランに合わせて資産を守り、構築する手段の一つです。
つまり、どうすれば利益を受け取れるのかが大切です。
そこで次回は投資信託で利益を受け取る方法をお伝えします。