オリンピックが閉幕しました。
札幌でもマラソンが開催され、コース周辺では盛り上がりを見せていたようです。
オリンピックが開催されると景気が上向くという話がありますが今後どうなっていくのでしょうか。
今回からは景気の判断に用いられる経済指標についてお話ししていきます。
経済指標とは
経済指標とは、各国の経済活動の状況を表す統計データの事です。
物価やインフレ率、失業率、各業種の売上高や国内総生産など、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]様々な角度から経済の状況を分析[/su_highlight]しています。
これらの値を定期的に計測し発表することで、国内外に現状を公表しているのです。
公表された結果は金融市場、為替や株価などに大きな影響を与える場合があります。
この仕組みを人間の体に置き換えてみると、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]健康診断のようなもの[/su_highlight]だとわかります。
経済指標を発表する国を一人のアスリートだとして考えてみましょう。
定期的に身長体重や血圧、レントゲン、視力や聴力などを検査してフィードバックすることで健康状態を確認しているのです。
例えばこのアスリートが出場する大会の結果にお金を賭けていたとしましょう。
体重が激減していたり血圧が不自然に上昇していたりすることが発表されたらどうするでしょう。
おそらくその選手は何らかの不調を抱えていると判断し、そのアスリートの勝利にはお金を賭けないのではないでしょうか。
経済指標と金融市場の関係性
金融市場でも同様に、健康診断の結果芳しくない値が発見された場合にはその国からお金は引き上げられます。
逆もしかりで、健康診断の結果非常に良い結果が出た場合にはその国にはお金が集まります。
ただし、どちらの場合も[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]予想されていた結果の通りの発表であれば、市場に与える影響は大きくなりにくい[/su_highlight]です。
何故なら、大方の予想通りの結果であれば既にその結果を見越した賭け方をしているからです。
これを金融業界ではポジションという呼び方をします。
前述の大会の例に当てはめると、そのアスリートの勝ちに賭けるか、負けに賭けるか、勝負しない中立の立場をとるかを選んでいるイメージですね。
ところが、予想に反した結果が出た場合には多くの人がその結果に合わせてポジションを変更するため、値動きが大きくなるということです。
まとめ
経済指標と金融市場の関係性について、大まかなイメージは掴めたでしょうか。
この経済指標を基に市場の値動きを予測して収益を目指す方法をファンダメンタル分析と呼びます。
ファンダメンタルを理解すると日頃のニュースが少し楽しくなるかもしれませんね。
次回からは実際に具体的な経済指標についての解説をしていきますね。