前回はお部屋探しについてその構造をお伝えしました。
今回は引き続きお部屋探しについて、いいお部屋の選び方についてお話ししていきます。
家賃が高いお部屋はいいお部屋
いいお部屋というのは人それぞれ異なります。
家族構成や立地、設備などの希望が異なれば良いお部屋も異なるのは当然です。
そのため万人にとって最高のお部屋というのはありません。
これは金融商品の選び方に模範解答が無く、プランニング次第というのと一緒ですね。
ところが、ある程度誰にでも当てはまる解決方法があります。
それは[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]家賃が高い物件を選ぶ[/su_highlight]ということです。
家賃が高ければ高いほど、一般的に立地が良かったり設備が充実していたりします。
しかし予算には限りがあるのでただただ家賃が高い物件を選ぶことは出来ません。
そこで注目するのが[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]家賃は高いのに総支払額が安い[/su_highlight]物件です。
賃貸物件で暮らしていると毎月かかってくるお金は家賃だけではありません。
電気代、水道代、ガス・灯油代、通信費、交通費等のその他費用がかかってきます。
また、敷金礼金が1か月ずつかかるお部屋と、両方かからないお部屋では家賃2ヶ月分変わります。
例えば家賃が50,000円でその他費用が毎月30,000円かかり、敷金礼金が1ヶ月のお部屋と
家賃が64,000円でその他費用が20,000円かかり、敷金礼金無しのお部屋だと
2年間で見ると支払総額はほぼ変わりません。
そして当然のことですが、家賃50,000円のお部屋と64,000円のお部屋では、64,000円のお部屋の方がグレードは高いはずです。
トータルの支出で判断する
どうすればその他費用を下げることが出来るのでしょうか。
よく話題に出るのがプロパンガスは高いから都市ガスじゃなきゃダメ、というものです。
これは間違いとは言い切れませんが、実は正しくもありません。
給湯と暖房でそれぞれの種類を確認する必要があります。
プロパンガス暖房の物件は、冬の利用料がかなり高くつく可能性はあります。
一方、プロパンガス給湯と都市ガス給湯は使い方にもよりますが、一人暮らしでは2,000円程度の差になることが多いです。
これは都市ガス給湯器にはリース料というものがかかってくるからです。
また、札幌市内の物件は9割近くがプロパンガス給湯の物件です。都市ガス給湯に限定してしまっては選択肢が大幅に狭められてしまいます。
実は、都市ガスよりも月々の支払が抑えられる灯油暖房・灯油給湯という物件も存在します。
これだとプロパンガス給湯・灯油給湯の物件と比較すると5,000円程安くなったりします。
また、ネット回線使用料無料という物件も最近は増えてきました。
これだと自身でネット回線を契約するよりも月々の支払いを5,000円程度安く済ませることが出来ます。
それ以外にも[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]契約時にかかる初期費用や退去時にかかる費用も実は物件によって様々[/su_highlight]です。
このように細かく比較していくと良いお部屋を探し当てることが出来ますね。
前回お伝えした通り、不動産仲介業者は専用の情報網を共有しており、紹介できる物件は基本的には同じです。
つまり、どれだけ良いお部屋に巡り合えるかは[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]営業担当の腕次第[/su_highlight]ということです。
実は、大手の不動産仲介業者では営業担当者にノルマが課せられており、1日に2,3件の流れ作業的な案内になってしまう事も致し方ない状況です。
さらに一見客となると丁寧に対応するにも限界があるでしょう。
また、仲介手数料無料やキャッシュバック等の魅力的な条件を前面に押し出している場合もあります。
一見良さそうに見えますが、そこに固執して結果的に高いお金を支払ってしまっては本末転倒ですね。
まとめ
今までもったいないお部屋探しをしていませんでしたか。
[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]言われてみれば当たり前[/su_highlight]のことばかりですが、意外と気が付かないこともあるものです。
知らずに損をしてしまっているのは無駄遣いです。
どの分野においても信頼出来る専門家に任せられるのが安心ですね。。