年金情報を確認してみよう

「自分は将来、いくら年金をもらえるのだろう?」そんな疑問を感じたことはありませんか?
以前は年金記録を確認するには窓口や郵送が必要でしたが、今は自宅からスマホやパソコンで簡単に確認できる時代です。
その中心にあるのが「マイナポータル」という便利なオンラインサービスです。
そこで今回は、マイナポータルを使った年金記録の確認についてお話していきます。

 

マイナポータルとは


マイナポータルは、国が提供しているインターネット上の「自分専用の手続き窓口」のようなサービスです。
マイナンバーカードを持っていれば誰でも利用でき、年金や子育て、医療などさまざまな行政サービスの情報をまとめて確認できます。
中でも注目したいのが「ねんきんネット」との連携機能です。
これを使えば、自分がこれまでにどのような年金に加入してきたのか、いくら保険料を納めたのか、将来いくらもらえる予定なのかが一目でわかります。
以前は紙で届く「ねんきん定期便」を待つしかありませんでしたが、今はスマホやパソコンがあれば、いつでも自分の年金情報を確認できるようになりました。
2025年現在、マイナンバーカードの普及率は約85%と、多くの人が利用できる環境が整っています。

 

準備からログインまで


マイナポータルを使うには、まずマイナンバーカードを取得する必要があります。
カードが手元に届いたら、次にスマホアプリ「マイナポータル」またはパソコンから「マイナポータルサイト」にアクセスします。
スマホならカードをかざすだけでログインできますし、パソコンの場合はICカードリーダーを用意してログインします。
暗証番号(数字4桁と6〜16桁の英数字)を入力すれば、自分専用のページにアクセスできます。
そこから「あなたの情報」→「年金」を選ぶと、「ねんきんネット」と連携できる画面に移動します。
「同意して進む」を押せば、自分の年金記録が表示されます。加入期間、納付状況、そして将来の受給見込み額などがすぐに確認でき、必要に応じてデータをPDFで保存することもできます。

 

将来のライフプランに役立てよう


マイナポータルで年金情報を確認すると、今まで自分が国民年金や厚生年金にいつ、どれくらい加入していたかがわかります。
会社員だった時期やフリーターだった時期、学生で未納だった期間なども一覧で表示されるため、「記録漏れ」や「納め忘れ」にも気づくことができます。
また、将来もらえる年金額の見込みも表示されるので、「老後の生活にいくら必要なのか」「今からどう貯めていけばよいか」を考えるきっかけにもなります。
たとえば、月に20万円かかる生活費に対して、将来の年金見込みが月15万円だった場合、不足分の5万円をどう補うかを検討できます。
iDeCoやNISAといった自分で積み立てられる制度と組み合わせて活用すれば、より安心した老後を迎えられるでしょう。
こうしたライフプランの土台として、年金記録を正しく把握しておくことはとても大切です。

 

まとめ


マイナポータルは、年金情報を自宅で手軽に確認できる便利なツールです。
マイナンバーカードがあれば、スマホやパソコンから簡単にログインし、将来の年金見込みや過去の加入状況が確認できます。
年金記録を正しく知ることは、老後の生活設計を立てる第一歩です。
まずはマイナポータルにアクセスして、自分の年金を「見える化」してみましょう。