債券投資とは?株との違い

投資と聞くと、まず「株」を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、投資の世界には「債券」というもう一つの大切な選択肢があります。
債券は株とは役割が違い、うまく組み合わせることでお金の動きを安定させることができます。
そこで今回は債券と株がどう違うのかについてお話していきます

そもそも債券とは何か?株との違いと種類


債券とは、国や会社にお金を貸すときに受け取る「借用書」のようなものです。
お金を貸す代わりに、あらかじめ決められた利息を受け取り、満期と呼ばれる期限が来ると元のお金が返ってくる仕組みです。
一方、株は会社の一部を持つことを意味します。
株は会社の成長によって値上がり益を期待しますが、価格の変動が大きいという特徴があります。

債券は基本的に利息が決まっているため、収入の見通しが立てやすいという違いがあります。
債券には国が発行する国債、自治体が発行する地方債、企業が発行する社債などがあります。
日本国債は個人でも少額から購入できる仕組みが整えられています。
まずは「株は持ち主になる投資、債券は貸し手になる投資」という違いを押さえておきましょう。

債券は安全?金利との関係を知ろう


「債券は安全」とよく言われますが、元本が必ず守られるわけではありません。
発行した国や企業が経営難になると、利息や元本が支払われない可能性もあります。
ただし、日本国債のように国が発行する債券は、比較的信用が高いとされています。

また、債券には金利との関係という大切なポイントがあります。
一般に市場の金利が上がると、すでに発行されている債券の価格は下がる傾向があります。
これは、新しく発行される債券の利息のほうが高くなるため、古い債券の魅力が相対的に下がるからです。
債券は値動きが株より小さい傾向はありますが、価格が動く商品であることは理解しておく必要があります。

なぜ投資信託に債券が入っているのか


投資信託と呼ばれる、複数の資産をまとめて運用する商品には、株と一緒に債券が組み込まれていることがよくあります。
その理由は、値動きを安定させるためです。
株式市場が大きく下がるとき、債券が比較的安定した動きをすることで、全体の下落をやわらげる役割を果たします。
これを「分散投資」といいます。
すべてを株にするのではなく、異なる動きをする資産を組み合わせることで、リスクを抑える考え方です。

債券は、価格の大きな変動が不安な人や、老後が近づいている人、安定した収入を重視したい人に向いています。
不安を減らすためにできることは、自分の投資目的と値動きへの耐えられる度合いを考えることです。
債券という選択肢を知るだけでも、投資の幅は広がります。
自身のライフプランにとって適切な判断ができるように、選択肢を増やしておきましょう。

まとめ


債券は、国や企業にお金を貸す仕組みの投資です。
株とは役割が違い、利息を受け取ることを目的とします。
金利や信用の違いを理解することで、より安心した資産づくりができます。
株だけでなく債券も知ることが、安定した投資への第一歩です。