前回まで2回にわたって医療保険の上手な使い方をお伝えしました。
加入する時期や支払い方によって、同じ保障の医療保険でも金額が大きく変わることをご理解いただけたことと思います。
今回は実生活に当てはめた活用例をご紹介します。
銀行金利よりもまとめ割?
前回の例を引用すると、
45年間かけて支払うと128万円の商品が、10年間で支払うと約96万円になりました。
一括で支払うと約93万円にまで割引されます。
128-93=35万円もの[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]お金を何の我慢もせずに生み出せた[/su_highlight]と考えることが出来ますね。
実際には完全に一致はしませんが、ものすごく単純な計算をすると、
93万円を預けて、45年間毎年7,700円の利息を受け取ったのと同じような経済効果が得られます。
今普通預金の金利が0.001%なので、93万円を預けても毎年受け取れる額は9円です。
こう考えると効果は絶大ですね。
借金してでもまとめ割?
また、返済利息分が35万円を下回るのであれば、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]借金をしてでも一括で支払った方がお得[/su_highlight]ということになります。
ただ、普通に消費者金融などで借入を行うと、年利10-15%程度なので、実際にはお金を借りてまで支払期間を短くすることは得策ではありません。
ところが、世の中には非常に低金利で借りられる方法があります。
代表的なものは住宅ローンや奨学金ですね。
仮に93万円を金利1%で45年返済にすると、利息部分は224,991円になります。
まとめ割の35万円と差し引き約13万円のお得となります。
これは医療保険のために新しく借入をするということではありません。
現在借りているお金を[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]繰り上げ返済しないことで生み出せるお金[/su_highlight]です。
借金は悪いことではないという話は以前の記事でも説明していますが、実生活ではこのように活用することが出来ます。
[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]住宅ローンを返済中にお子様が産まれて医療保険を検討している[/su_highlight]、そんな方にはぴったりの使い方ですね。
まとめ
何気なく支払っているお金に無駄遣いの可能性があることは常々お伝えしている通りです。
ただ、その無駄の省き方は数字を出して計算してみると単純なものがほとんどです。
今回のように、言われてみればなるほど当たり前、と思うものが大多数なのも事実です。
知らないで損する事を防いで、無理せずお金を貯めていきたいですね。