あなたは先祖代々受け継いでいる資産をどのように扱っていますか。
金融資産だけではなく、家族との思い出も立派な資産です。
何に対してお金を使うことが幸せにつながるのかは人それぞれです。
そこで今回は家系としての資産の最大化についてお話していきます。
資産とは
資産とは、一般的にお金や不動産、株や預金など、価値があるもの全てを指します。
これらは生活を支えるための大切なものであり、家族の未来を考える上での基盤となります。
また、先ほど述べた以外の資産として、土地や家、車、宝石、アート作品なども考えられます。
これらの価値は、市場の動きや経済状況によって変動することがあります。
今、あなたの手元にある資産は誰のものなのでしょうか。
もちろんあなたが努力して手に入れたものもあるでしょう。
一方で、なかには親から受け継いだものもあるでしょう。
家族で受け継がれる資産は、先代からの家や土地、貯蓄などが考えられます。
これらの資産は、次の世代へと引き継がれ、家族の歴史や伝統を形成していきます。
例えば、祖父母からの古い家や土地は、家族の歴史や思い出が詰まった大切な資産となりますね。
それらをあなたの資産ではなく、あなたの家系の資産だと考えてみるのはどうでしょうか。
先祖代々の資産を預かる立場
資産は家系で先祖代々伝わっているものだと考えると、あなたは資産を預かっているという立場になります。
自分の代で資産を増やして次の世代へ引き渡すのか、そうでないのか、その答えは家族の価値観や目標によって異なります。
金融資産を増やすためには、投資や節約、収入の増加などの方法が考えられます。
一方、資産を減らす場合は、生活の質を向上させるための支出や、余暇・娯楽費用、子供の教育費などの投資が考えられます。
ただし、子供の教育のために高い学費を支払うことは短期的には資産を減少させるかもしれませんが、長期的には子供の将来の収入や生活の質を向上させる投資となります。
そういった意味では、子供の教育や自分自身の経験、習い事など、知識やスキルもまた大切な資産です。
他にも、家族で旅行をしたり、遊びに使うお金は思い出として残ります。
将来的にずっと楽しかった思い出として語り続けられる時間の使い方は、お金を費やしてでも得る価値があるものですね。
これはお金では表せない大切な資産です。
資産を家系のものとして考え、長期的な視野を持つことで、一時的に資産が減少したとしても将来的に大きな価値を持つ投資になり得るということです。
日本の相続税制度
ところで、日本には相続税という制度があります。
これはある金額以上の資産を受け継ぐ際に、税金を支払う必要があるという制度です。
対策をしないと、大切な資産の一部が税金として取られてしまう可能性があります。
相続税は資産の総額や受け継ぐ人の関係によって、税率や控除額が変わります。
裏を返すと、適切な対策をすることで税金の負担を軽減することができるということです。
直接金融資産を引き継ぐだけではなく、次世代の教育に対してお金を投資する際や、住宅環境に対してお金を使う際には、税制面で優遇される制度もあります。
必要なのはどのような生活を送りたいのか、ライフプランを考えてみることです。
まとめ
資産とは家系のものであり、今は自分の代で預かっているものだとすると、資産管理や相続は将来の生活を考える上で非常に重要です。
家族全員で資産とは何か、どのように管理するかを理解し、話し合うことでより良い未来を築くことができます。
金融資産を投じて思い出や教育に費用をかけることも選択肢の一つです。
3世代もしくは4世代が集まることもあるこの時期に、一度家計のライフプランについて話をしてみてはいかがでしょうか。