前回確定申告は権利だとお伝えしました。
普段税金を身近に感じていない方にとっては、権利だといわれてもなかなかピンと来ないかもしれません。
そこで今回は、足掛かりとして、多くの方が活用しやすい制度を一つご紹介します。
寄付金控除を利用した節税
ふるさと納税という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
名前は聞いたことがあるけどやったことがない、という方もいらっしゃるかと思います。
難しい話をすると、これは寄付金控除を活用した節税制度です。
本来の目的はこのようになっています。
第一に、納税者が寄附先を選択する制度であり、選択するからこそ、その使われ方を考えるきっかけとなる制度であること。
総務省HP:ふるさと納税ポータルサイトふるさと納税の理念より
それは、税に対する意識が高まり、納税の大切さを自分ごととしてとらえる貴重な機会になります。
第二に、生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域に、これから応援したい地域へも力になれる制度であること。
それは、人を育て、自然を守る、地方の環境を育む支援になります。
第三に、自治体が国民に取組をアピールすることでふるさと納税を呼びかけ、自治体間の競争が進むこと。
それは、選んでもらうに相応しい、地域のあり方をあらためて考えるきっかけへとつながります。
ただ、実際に利用する際には、あくまで理念は理解したうえですが、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””] 税金がお得になって特産品が貰える [/su_highlight]という認識でいれば良いかと思います。
返礼品を楽しみながら選んでみましょう
最近では様々なサイトでふるさと納税を行うことが出来るようになってきました。
ものすごく簡潔にまとめると、
①寄付する先を選ぶ
②寄付したことを自分の住む地方自治体にお知らせする
これだけです。
具体的な作業や、注意点についてはまた改めてお伝えしますが、経験上ふるさと納税の作業で [su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””] 一番時間がかかるのは寄付する先(特産品)を選ぶこと [/su_highlight]です。
お肉やお米を貰えるといったイメージが強いようですが、それだけではありません。
文房具や雑貨、最近では家具や家電までも取扱いがあります。
まとめ
節税制度と聞くと身構えてしまう方が多いようです。
カタログギフトのようなものだと考えると馴染みやすいかもしれませんね。
まずは「ふるさと納税」と検索して、どのような返礼品があるのかを見てみてはいかがでしょうか。
楽しみながら税金への理解を深める一歩として、最適な手段の一つだと思います。