国が発信するNISAの情報

金融庁が2023事務年度行政方針を発表しました。

その中で2024年1月から始まる新しいNISAについても触れています。

間もなく始まる新制度にむけて準備は出来ていますか。

そこで今回は国の資料で学べるNISAについてお話していきます。

 

新しいNISA制度の普及と促進


NISAというのは少額投資非課税制度です。

ざっくりしたイメージで説明すると、投資で得る利益からは税金をとりません、という制度です。

普段会社からもらえるお給料も税金がかかっているのは皆さんご存知でしょう。

給与として受け取るお金にも所得税という税金がかかります。

ところが、このNISAという制度を利用すると、一定額までは利益に税金がかからないということです。

 

なぜ国がこのような制度を普及しようとしているのかというと、「資産所得倍増プラン」というものを掲げているからです。

この「資産所得倍増プラン」の実現によって「貯蓄から投資」への流れを加速させたいというのが政府の思惑です。

投資を行い、資本市場に参加する事で、経済の成長とともに自身の資産も増えていきます。

この成長の果実を、中間層と中心とする層が幅広く享受できる環境を整備したいという考え方ですね。

 

新しいNISAの目標


そしてNISA制度は抜本的な拡充と恒久化が行われ、新しい制度として2024年1月から開始します。

2023年3月末時点で、一般NISAとつみたてNISAの合わせた口座開設数は約1,874万口座でした。
また、買付金額は約32兆円となっています。

これを資産所得倍増プランでは、
「5年間でNISA総口座数を現在の1,700万から3,400万へと倍増させることを目指して制度整備を図る」

「5年間でNISA買い付け額を現在の28兆円から56兆円へと倍増させる」
との目標を定めています。

 

NISAの学び方


NISAに興味はあるけどよくわからない、何から始めたらわからないという人でも、最近は証券会社や銀行がセミナーを多数開催しているので勉強することが出来ます。

また、SNS等で解説している個人も多いので、より気軽に情報を得られるようになっていますね。

それでも証券会社や銀行はそのまま勧誘されてしまいそうで不安・・・という方や、個人の発信している情報はわかりやすいけど情報の信頼性に不安が・・・という方は

ぜひ金融庁のNISA特設ウェブサイトやSNSを見てください。

 

ワニーサというワニのキャラクターと一緒にNISAについて学ぶことが出来ます。

金融庁のyoutubeチャンネルでも始め方を解説していますし、X(旧Twitter)アカウントでも「つみたてワニーサ」が情報を発信しています。

本記事最下部の参考資料欄にリンク先を記載しているので、興味がある方はぜひご覧ください。

普段から何気なく触れる情報にお金の情報が含まれることで、確実に知識は積み重なっていきます。

まとめ


新しいNISA制度は来年の1月から始まります。

まだ現行のNISAやつみたてNISAを始めていない人は準備に少し時間がかかるので、そろそろ取り組み始めた方が良いでしょう。

学ぶ手段や情報はそこら中に溢れています。

まずは積極的に動いてNISAについて知るところから始めてみましょう。

【参考資料】
金融庁:2023事務年度金融行政方針
同:NISA特設ウェブサイト
同公式youtubeチャンネル:「何から手を付けたらいいの?「つみたてNISA」の始め方5つのポイント」
同X(旧Twitter)アカウント:つみたてワニーサ