リスク分散その2

前回お話しした通り、リスク分散というのは常に選択肢を持っている状態とも言い換えることが出来ます。

皆様の今後の人生で想定されるリスクというのは数えきれないほどあるはずです。

そのなかでもお金にまつわるリスクは生活に直結してきます。

そこで今回はリスク分散の具体的な例について考えてみましょう。

  

あなたの勤め先はいつ倒産しますか


あなたは現在どのように収入を得ているでしょうか。

大半の方がサラリーマンとして給与を受け取っているのではないかと思います。

では、今の会社が給与を支払ってくれなくなったらどうしますか。

近年は第4次産業革命とも言われているように、IT技術の発展により変化が著しい時代です。

ほんの10年前まで大企業として日本の中心として活躍していた企業が、倒産の危機を迎えたり事業規模を縮小して中小企業になってしまったりしています。

 今は安定だと思われていても、10年後にはどうなっているのかはわからない ほど移り変わりが早い時代なのです。

また、トヨタの社長が言っているように終身雇用が期待される時代ではなくなっているのも事実です。

勤め先は存続しても、待遇が悪化してしまっては思い描いていたライフスタイルは実現しないでしょう。

  

収入の分散も必要な時代


そこで昨今活発になっているのが副業の流れです。

政府も推進しているように、なんらかの形で副業をして収入を得ていくことはリスク分散につながります。

人生 100 年時代を迎え、若いうちから、自らの希望する働き方を選べる環境を作っていくことが必要である。また、副業・兼業は、社会全体としてみれば、オープンイノベーションや起業の手段としても有効であり、都市部の人材を地方でも活かすという観点から地方創生にも資する面もあると考えられる。

厚生労働省:副業・兼業の促進に関するガイドラインより引用

選択肢を持つうえでの鉄則として、可能な限り選択の幅が広がるように方法を選ぶべきですね。

 似たような選択肢は同じような局面で危機を迎える ことが多いからです。

例えば銀行員が証券業界に転職したとしても、金融というくくりでみるとIT化により淘汰される危険性があります。

一方で銀行員がマッサージを出来るとどうでしょうか。

関連が低い業界であればあるほど、仮に一方に危機が迫っても他方は影響が少ない可能性が高くなります。

  

商売という選択肢


更に大きな枠組みでみると、雇われて給料をもらうだけよりも自分で稼ぐ能力があった方がより安心ですね、

自分でお金を生み出すことが出来る、つまり個人事業主として稼ぐ能力があれば雇い主がいないという状況に陥っても生きていくことができます。

身近な例では昔からせどりといって古本を購入して転売するという手法があります。

最近ではインターネットを利用した転売も行いやすくなっています。

ここで一つ重要なのは、 その業界での技術・知識・経験とその業界において自力で稼ぐ能力というのは別 だということです。

雇われの身であれば技術・知識・経験がほぼそのまま結果につながりますが、商売は決してそうとは限りません。

商売の力をつけていくことが必須になります。

逆に商売の力がついていれば、多少技術や知識が劣っている分野でもお金を稼ぐことが出来ます。

  

まとめ


人生100年時代と言われる現代になりました。

未だ折り返し地点にも到達していない方は選択肢を持つということが必須になります。

幅広い選択肢があるなかで、可能な限りその時の状況に合わせて最適な選択をすることが大切ですね。

どんな状況に陥っても常に対応できることこそが、リスク分散といえるのではないでしょうか。