金融リテラシー_その6

金融リテラシー、つまりお金の知識は生活スキルとして身につけるべき時代です。

炊事洗濯や礼儀・マナー、コミュニケーションと同等に求められるということですね。

政府が中心となって作成した最低限身につけるべき基準が金融リテラシーマップで示されています。

その中で今回は保険商品の項目についてお話していきます。

 

保険って必要なの?


保険というのは収支の見直しで最も頻繁に取り上げられる支出科目のうちの一つです。

それだけ無駄遣い、つまり よくわからずにお金を払ってしまっている 人が多いということですね。

日本は公的な保険、社会保障が充実している国です。

そのため基本的には公的な保険でカバーできるため、民間の保険は足りない部分を補うという使い方をするべきです。

そもそも保険会社は、 保険を提案する際には公的保険制度についての情報提供を適切に行うこと が金融庁より指針として示されています。

過剰に不安を煽る保険の勧誘や、公的保険の説明をしない保険の勧誘は信用するべきではありません。

かといって全員がまったく保険が不要かというとそういうわけではありません。

常々お伝えしている通り、お金の問題で誰にでも当てはまる答えというのは無いのです。

まずは自身で必要性を判断できるように金融リテラシーを身につけることが重要です。

そのうえでしっかりとライフプランを作成し、必要性を見極めて提案してくれる専門家から契約するようにしたいですね。

 

各年代で身につけるべき基準


保険においても若年社会人、一般社会人、高齢者における身につけるべき基準に大きな差は有りません。

自分にとって保険でカバーすべき事象(死亡・疾病・火災等)が何かを理解すること、リスク管理の基本を理解していることが基本ですね。

そして保険商品を利用選択する前に、自分が何のリスク(死亡、疾病、火災、地震、介護等による損失や危険の発生の可能性)に備えるべきかよく整理したうえで判断できることや、自分のニーズと保険商品の内容が合致しているかを確認することも求められます。

さらにカバーすべき事象発現時の経済的保障の必要額の理解や保険以外で賄える金額(社会保障、企業福祉、本人の貯蓄等)も勘案し、保険商品でどの程度の金額の備えが必要かを把握したうえで、保険商品を適切に利用、選択することも重要になります。

金融リテラシーマップの内容を引用すると以下の通りです。

・リスク管理の基本として、リスク(たとえばケガ、死亡、病気、交通事故、火災、地震など)を把握すること、コントロールすること(回避する、損失を防止・軽減するなど)、保有すること(損失負担を想定する<軽微な損失などの場合>)、移転すること(損失を他者に転嫁する)を知る

・保険はリスクを移転する手段であり、発生頻度が低いものの発生すると損失が大きくなる場合などに向く商品であることを知る

・自分自身が備えるべきリスクの種類や内容について理解している

・特に損害保険の分野では、就職した会社において、事業経営者が営業所や工場に保険を付 けているなど社会経済においても保険が機能していることを理解している

一般車歌人と高齢者においては

・特に損害保険の分野では、自動車や住宅の購入などに当たり、リスクマネジメントの観点から家族や自分に必要な保険を理解している

・様々な民間保険商品がもつ特徴の概要とニーズごとに適する保険商品が異なることを理解している

・特に生命保険の分野では、ライフプランの重要性を理解している

また、一般社会人においては

リタイア後のライフプランを描き、貯蓄や個人年金などにより経済的準備を進めている

高齢者においては

・高齢期における保険加入の必要性・有効性や保険の種類(傷害保険と医療保険の違いなど)を理解している

・保険加入に際しては、必要に応じて家族や周りの人に相談することができる

・自分のニーズと、購入を検討している保険商品の内容が合致しているかを確認する。特に保険金が支払われない場合(免責事由)について書面や業者の説明を通じて確認する

・保険商品の中には貯蓄機能を有するものもあることを理解し、自分のニーズに照らしてその必要性等について判断する

・備えるべきリスクと必要な金額をカバーするために適切な保険商品を検討、選択し、家族構成や収入等の変化に応じた見直しを行うことができる

・特に生命保険の分野では、中長期的なライフプランを描き、貯蓄や保険加入など準備を適切に行える

・特に生命保険の分野では、リタイア後のライフプランを描き、貯蓄や個人年金などにより経済的準備を進めている

・高齢期における保険加入の必要性・有効性や保険の種類(傷害保険と医療保険の違いなど)を理解している

・保険加入に際しては、必要に応じて家族や周りの人に相談することができる

年金社会保険制度(医療保険、労災保険等)の概要を理解している

・特に生命保険の分野では、社会保障や企業福祉、本人の収入や貯蓄等で賄える金額も勘案のうえで、保険商品で備えるべき金額を把握できる

・医療保険の分野でも、社会保険(高額療養費制度など)等で賄える金額も勘案のうえで、保険商品で備えるべき金額を把握できる

・自動車事故を起こした場合の被害者の身体への損害賠償額は、高額の場合、自賠責保険では賄えないことがあることを理解している

・自転車事故を起こした場合にも、被害者への高額の損害賠償額が発生し得ることを理解している

・保険の加入は契約行為であること、契約の内容は「保険約款」に規定されていることを理解している

・保険金・給付金を受け取れる場合、受け取れない場合や請求手続きの基本について理解している

・特に生命保険の分野では、指定代理請求制度や成年後見制度について知っている

 

まとめ


保険は人生における支出の中でも大きな割合を占めるものです。

そのため適切な知識をもって判断することで無駄な支出を削減することが出来ます。

生活スキルとして金融リテラシーを身につけることは必須の時代です。

少しずつお金の勉強をして自由に使えるお金を増やしていきましょう。