前回に引き続きみなさんがどのくらいお金を貯めているのかについてです。
平均値と中央値が乖離していることが明らかになりました。
つまり、特定のお金持ちがその他大勢と比較して傑出した貯金をもっているということです。
今回はより詳しく年代別にみてみた結果、年齢を重ねるにつれて傾向に変化がうまれることが分かりました。
20代から40代までの金融資産
20代から70代までの金融資産をそれぞれ
非保有
0~100万円未満
100~200万円未満
200~300万円未満
300~400万円未満
400~500万円未満
500~700万円未満
700~1,000万円未満
1,000~1,500万円未満
1,500~2,000万円未満
2,000~3,000万円未満
3,000万円以上
無回答
に分けてそれぞれの割合を見ていきます。
20代では金融資産非保有の割合が37.1%と圧倒的に高くなっています。
また、2番目に多いのが100万円未満の14.1%、次いで200万円未満の12.4%となっていました。
[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]金融資産200万円未満の割合が63.3%で中央値が63万円と、多くの人がまだ金融資産を持てていない[/su_highlight]のが現状です。
一方でわずか0.6%ではありますが金融資産3,000万円以上の方々もいらっしゃるようです。
次に30代ですが、こちらも20代と傾向は同じです。
最も多いのは金融資産非保有の割合ですが、20代と比べると15ポイント近く下がって22.7%となっています。
2番目に多いのは100万円未満の11.5%、そして3番目に多いのが200万円未満の9.9%です。
200万円未満の割合は44.1%となっており、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]20代と比較すると約20ポイント低下[/su_highlight]しています。
非保有から300万円未満までの方々で全体の51.1%を占めており、中央値は238万円となっています。
ちなみに3,000万円以上の割合は20代と比較して2.7ポイント上昇して3.3%になっています。
40代からは若干傾向に変化があらわれます。
最も多いのは20代、30代と変わらず金融資産非保有の層で24.8%です。
次に多いのが100万円未満の9.4%も30代までと変わりません。
3番目に多い割合を占めるのが200万円未満の層ではなく、500~700万円未満の9.2%になります。
一方で[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]1,000万円以上の割合が23.9%と全体の2割以上を占める[/su_highlight]ようになってきます。
中央値は300万円となっており、20代から30代にかけての伸びと比べると緩やかになっています。
50代からの金融資産
50代からは傾向の変化が顕著になります。
最も高い割合を占めるのは金融資産非保有で23.2%でした。
40代までは、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]100万円未満が2番目に多い結果となっていましたが、50代では3番目[/su_highlight]で8.9%となっています。
2番目に多いのは金融資産の保有額が3,000万円以上の層で、全体の12.9%を占めています。
中央値は400万円ですが、資産の2極化が進んでいますね。
60代ではついに非保有の割合が1位ではなくなります。
最も高い割合を占めたのは3,000万円以上で22.8%でした。
次に多いのが非保有の19.0%です。
そして2,000万円~3,000万円の9.6%が3番目に多いという結果になりました。
ここにきて初めて非保有の層よりも3,000万円以上の層が多くなるだけではなく、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]全体の3割以上が金融資産2,000万円以上を保有している[/su_highlight]という結果になりました。
中央値も50代と比較して2倍以上の810万円となっています。
70代は60代と同じ傾向を示しています。
3,000万円以上の層が最も多く22.1%、2,000万円以上の層が11.9%で3番目に多くなっています。
非保有の層が18.3%で2番目に多いというのも60代と傾向は同じでした。
中央値は1,000万円となっています。
まとめ
年代ごとの金融資産の保有額を分析してみました。
あなたは年代のどのあたりに当てはまったでしょうか。
ただ、あくまで参考程度のデータとして活用してください。
大切なのは他人と比べることではなく、自分の理想にいくらお金が必要かを把握して備えることです。