住宅ローンその1

人生における大きなお買い物と言えば何を思い浮かべるでしょうか?

住宅、車、教育資金、老後資産、保険等があげられるでしょう。

なかでも夢のマイホームという言葉があるように結婚して子供が出来ると住宅の購入を考える方も多いですね。

なかなか一括で買えるものではないため、ローンを組む方が大多数かと思います。

そこで今回からは、住宅ローンについてお話していきます。

 

金利のタイプによる分類


まずは基本的な知識からです。

住宅ローンは借金ですから、返済するには金利が発生します。

この金利には3つのタイプがあります。

1.全期間固定金利型

2.変動金利型

3.固定金利期間選択型

 

1.全期間固定金利型とは

住宅ローンを契約したときの金利が[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]返済期間を通じてずっと変わらない[/su_highlight]タイプのローンです。

例えば年利1.5%、35年間で住宅ローン組んだ場合、その後ずっと金利は固定されるため、返済計画が立てやすくなります。

借りた時点で[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]全期間の返済額が確定[/su_highlight]するため、数字がぶれることが無くなるからです。

また、借入後に市場金利が上昇した場合でも借入時の低い金利での返済が続きます。

そのため、安く借りて高く預けるという金利の上手な使い方が出来る可能性があります。

一方で、市場金利が下がった場合には返済額が変わらないために相対的に高い金利で借金をしている状態になってしまう可能性があります。

 

市場金利に連動するタイプ


2.変動金利型とは

金融情勢の変化に伴い、返済期間中にも予め設定された期間毎に[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]借入金利が変動する[/su_highlight]タイプのローンです。

例えば借入時は年利0.4%で設定されたとしても、半年後に市場の金利が変動していた場合は、その水準に連動して金利が上下します。

35年でローンを組んだ場合には、35年先の金利水準の変動を見通すことはほぼ不可能です。

そのため、借入時点で策定した返済計画は都度変更になってしまいます。

金利が大きく上昇した際には[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]返済額がいきなり多くなってしまうリスク[/su_highlight]があります。

ただし、「5年ルール」や「125%ルール」というものがあり、返済額の変更が抑えられる仕組みもあります。

ところが、これらのルールも総支払額が抑えられるわけではありません。

当面の返済額は据え置くことが出来ることと引き換えに、利息分が占める割合が増えることで元金が減らなくなる恐れもあります。

このように市場金利が上昇した際には返済額が増加する可能性がある一方で、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]市場金利が低下した場合にはその分返済額が減少する[/su_highlight]可能性もあります。

3.固定金利期間選択型とは

こちらは簡潔に説明すると1.全期間固定金利型と2.変動金利型の間をとったタイプです。

一定期間は固定金利を適用し、その後は変動金利を適用するものです。

前述の2タイプの長所と短所を半々ずつ享受できる形ですね。

 

まとめ


住宅ローンの金利タイプは、市場金利に合わせて変動するか否かで分かれます。

返済計画を最初に確定したい場合には固定金利が良いでしょう。

市場環境に合わせて柔軟に対応したい場合には変動金利が適しています。

それぞれの人生のプランに沿って最適なタイプを選択していくことが大切ですね。