専門用語

前回は恐怖指数とも呼ばれるVIX指数についてお伝えしました。

どの業界でもそうですが、金融業界にも専門用語があります。

馴染みがないと始めは理解が難しいかもしれません。

ただ、なんとなくイメージが出来れば理解はすすみます。

そこで今回は金融業界の専門用語をいくつかご紹介していきます。

 

相場の状況を表す言葉


相場の状況を表現する単語には耳慣れないもの数多くありますが、大半はチャートを見ているとイメージすることが出来ます。

相場独特の表現で方向性を示す言葉の例をあげると下記の通りです。

強い:相場が上向きである

強含み:相場が少し堅調、強気な人が多い状態

堅調:上向きでしっかりしている

頭(上値)が重い:相場が上がりそうで上がらない

弱い:相場が下向きである

弱含み:相場が少し軟調、弱気な人が多い状態

軟調:下がり気味のようす

底堅い:相場が下げそうで下げない 

相場の方向性を表現する用語

  

なんとなく上から重いもので押さえつけられている様子や、地面がかたくて掘り進められない様子が目に浮かびませんか。

 

また、世間一般で使われる用語になぞらえた表現も見られます。

往って来い:相場がある水準まで値上がりもしくは値下がりしてから元の水準に戻る

凪相場:出来高が少なく上昇も下落もしない状態

チョッピ―:変わりやすく絶えず不規則に変化している状態、波立っている様子

相場の様子を表現する言葉

語源を調べてみると


語源には諸説ありますが、誰が言い出したのか冗談半分で使っていた表現が定着したものもあります。

蛸配当:企業が十分な利益が無いにも関わらず、過分な配当金を出す事。実際には資産を売却したり、積立金を取り崩したりしているため、企業の体力が削られている可能性があります。

これは[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]タコが自分の足を食べる習性[/su_highlight]があることからこのように呼ばれています。

ブル:相場の上昇を予想する強気な見方のことです。

ブル(Bull)とは雄牛の事ですが、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]雄牛が角を突き上げる仕草[/su_highlight]を相場の上昇になぞらえています。

ベア:相場の下落を予想する弱気な見方の事です。

ベア(Bear)とは熊の事ですが、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]熊が前足の爪を振り下ろす仕草[/su_highlight]を相場の下落になぞらえています。

バミューダ:オプション取引という取引の一種です。

もともとはアメリカンタイプとヨーロピアンタイプという2通りの方法がありましたが、その2つの特徴の間をとった手法がバミューダ・オプションと呼ばれています。

これは世界地図を見るとわかりますが、バミューダトライアングルで有名な[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]バミューダ諸島がアメリカとヨーロッパの間に位置している[/su_highlight]ことから名づけられています。

プレーンバニラ:金利スワップという取引の一種で、基本的な取引の事を指します。

スワップ取引とは様々な設定を加えることが出来る物ですが、それをアイスクリームになぞらえて、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]全ての基本のとなるバニラアイスにトッピングを加えていく[/su_highlight]と表現したことが由来とされています。

ブラックスワン:確率論や従来の知識・経験からは予測が出来ない極端な事象が発生し、人々に大きな衝撃を与える事象の事です。

もともとは全ての白鳥が白いと信じられていたのが、オーストラリアで[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]黒い白鳥が見つかった[/su_highlight]ことにより常識が大きく崩れた出来事が由来となっています。

  

こうして語源や由来を調べてみると、洒落の利いた表現など新しい発見があるのです。

 

まとめ


勉強していくうえで慣れない専門用語は壁となり立ちふさがるものです。

このコラムでは普段は可能な限り専門用語を排除した平易な表現をするように努めています。

知識の正確性よりもイメージで捉えて記憶の片隅に置いていただくことを優先しているからです。

ただ、たまには語源から調べてみるのも面白いのではないでしょうか。