年金制度改革③

3回に渡って連載してきた年金制度改革の最終回になります。

今回はiDeCo等でおなじみの確定拠出年金において、加入条件の見直しが行われたことについてお話しします。

  

4.確定拠出年金の加入可能要件の見直し


一言で述べると、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]もっと確定拠出年金を利用して自分の将来設計をしてね[/su_highlight]、ということです。

そもそも確定拠出年金とは、毎月支払った掛金とその運用収益の合計額をもとにして将来の給付額が決定する年金制度です。

現在は企業型の確定拠出年金に加入できるのは65歳未満、iDeCoに加入できるのは60歳未満となっています。

それが今回の改正によりそれぞれ[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]上限が5歳ずつ引き上げ[/su_highlight]られます。

また、前述の公的年金同様に受給時期の選択肢も拡大されています。

一例ですが、60歳で退職後も前述の在職老齢年金の上限見直しを活かして65歳まではしっかり働く。

その後まず確定拠出年金を切り崩しながら生活し公的年金は75歳まで繰下げすることで実質年間8.4%の運用益を得る、という方法があります。

このあたりはパズルを組み立てるように複雑です。

一度ご相談いただき[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]個別にプランを作成することで明確なイメージが出来る[/su_highlight]ようになります。

  

全体を通じて


改正の趣旨でも記述したように、この度の制度の改正は

・多様な働き方への適応

・長期化する高齢期の経済基盤の充実

が主な目的となっています。

そのため最適な選択をするためには[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]個々人がより真剣に自身の将来設計をし[/su_highlight]

シミュレーションをしてみることが不可欠となります。

親が、上司が、友人が取っている選択肢が必ずしも自分にも当てはまるものではありません。

人生100年時代に向けて備えていくことが大切です。

 

まとめ


年金制度が変更になることについてお伝えしてきましたがいかがでしたか。

年金なんてまだまだ遠い未来と考えている方もいらっしゃるでしょうが

そんな方の[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]親御さんはそろそろ年金について真剣に考える時期[/su_highlight]にあるのではないでしょうか。

お盆にでも一度、将来設計についてご家族でお話ししてみることをお勧めします。