世界の10大リスクという言葉をきいたことがあるでしょうか?
金融経済の世界では様々なリスクを考慮したうえで今後の方向性を決定していきます。
これは個人の投資戦略でも本来は同様に行うべきですね。
今回は世界の10大リスクに代表される地政学リスクについてお伝えしていきます。
地政学リスクとは
以前の記事でも取り上げましたが、経済において[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]リスクとは不確実性[/su_highlight]の事です。
金融商品を購入する際には
信用リスク(元利払いが保証されるかどうか)、価格変動リスク(価格がどの程度動くか)、為替リスク(為替の影響をどの程度受けるか)、カントリーリスク(その国の政治経済の影響をどの程度受けるか)を判断するのが重要です。
地政学リスクとは、上記のカントリーリスクに似ている部分がありますが、特定の地域が抱える政治的・軍事的な緊張の高まりが地理的な位置関係によってその地域や関連地域、ひいては世界経済全体の先行きを不透明にしたり、特定の商品の価格を変動させたりするリスクのことを指します。
例えば紛争やテロによって石油関連価格が値上がりした結果業績が悪化したり、世界経済が停滞したりすることが挙げられます。
近年の最もわかりやすい例は新型コロナウイルスによる経済への影響でしょう。
世界の10大リスクとは
世界10大リスクとは著名な国際政治学者であるイアン・ブレマー氏が社長を務めるアメリカの調査会社であるユーラシア・グループが発表しているものです。
1998年から毎年世界の政治経済に深刻な影響をおよぼす地政学リスクを予測しています。
今年の10大リスクは下記の通りです。
中国が新型コロナウイルスの変異型を完全に封じ込められず、世界経済に混乱が広がる可能性が指摘されています。
2番目には、巨大ハイテク企業による社会の支配が挙げられています。
詳しい内容を読みたい方はユーラシア・グループ社のHPをご覧ください。
まとめ
日々のニュースで目にする言葉がどのように経済に繋がってくるかがわかると面白くなります。
教科書で勉強するよりも[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]自分の生活に絡む事柄の方が興味を持って学べる[/su_highlight]のではないでしょうか。
例えばあなたの身に起こりうる10大リスクを考えて書き出してみるのも面白いかもしれません。
正解は1年後に答え合わせをしましょう。