クレジットカードの有効活用

投資を始めてみたいけど資金が無いという声をよく聞きます。

実はお金というのは知らないだけで損をしていることは非常に多いものです。

その方法の一つとして身近な例がクレジットカードです。

そこで今回はクレジットカードの活用についてお話していきます。

無駄遣いとは


まずは無駄遣いと節約についておさらいしましょう。

ここでは無駄遣いとはよくわからずに支払っているお金なんとなく支払っているお金、そして知っていれば受け取れるはずなのに手からこぼれ落ちているお金と定義します。

一言で表すともったいないお金ですね。

よく無駄遣いの例として一般的にあげられるのが趣味や娯楽、例えば飲み代やたばこ代、コンビニでのお菓子などです。

もちろん限度はありますが、趣味や娯楽に使うお金は無駄遣いではありません。

なぜなら、これらに一切お金を使わなければ当然お金は貯まっていきますが、その一方でストレスも同時にたまってしまうからです。

これでは節約ではなく我慢です。

節約とははじめに説明した無駄遣いを減らしてお金を貯めていくことです。

人生を楽しむためにお金が必要なのに、楽しみを全て奪ってしまっては本末転倒ですからね。

今回は節約の方法の一つとしてクレジットカードの活用をお伝えします。

クレジットカードを使うメリット


厳禁と比較してクレジットカードを使うメリットとしては、ポイントがつくことや荷物がコンパクトになること、不正利用への対策がされていること、清潔であることなどがあげられます。

なかでも一番認知されているのはポイント還元ですね。

これは上でお伝えした「知っていれば受け取れるはずなのに手からこぼれ落ちているお金」です。

仮にポイント還元率が1%のクレジットカードを利用して買い物をしていたら、100円の決済で1円分のポイントが貯まります。

ひょっとするとそんな微々たる金額じゃなにも変わらないと思う方もいるかもしれません。

そこで一生でどのくらいのポイントがつくのかをシミュレーションしてみましょう。

クレジットカード払いの効果


サラリーマンの生涯収入は約2億円といわれています。

これは日本人の平均給与は443万円なので、20歳から65歳まで働いたとすると1億9900万円となることからそう遠くない数字でしょう。

一方で親から相続した財産の平均額は3,273万円というデータがあります。

 

給与としてもらった金額から亡くなる時点で残した金額を引くことで生きている間に使った金額を考えてみましょう。

なお、今回は計算を単純にするために年金やその他収入などの細かい条件は考えずに計算します。

一生でもらう給与約2憶円から最期に残るお金約3300万円をひくと、生涯で使うお金は約1憶6700万円だとわかります。

これを全てクレジットカードで支払っていれば1%、つまり167万円貯まることになります。

また、今回は詳しい内容は割愛しますが、クレジットカードの還元率を1%以上にすることも可能です。

例えば旅行が好きな人であれば、ポイントをマイルに交換することで1ポイントが4円の価値になることもあります。

そうなるとクレジットカードによって生涯で貯まるお金は167万×4=668万円です。

668万円であれば老後に夫婦で世界一周旅行をすることも夢じゃありません。

どれだけの旅行が出来るか調べてみると、この手を利用しないのはもったいないと気がつくはずです。

ちなみにこの668万円を貯める方法は現金払いからクレジットカード払いに変更するだけです。

特に我慢はしていないのではないでしょうか。

気が付いていない、知らないだけでこれだけのお金を失っていると考えると恐ろしいですね。

まとめ


今回は一例としてクレジットカードの活用で生み出せるお金についてお話しました。

実はこれ以外にも日常生活に隠れる無駄遣いは多いです。

投資を始めたいけど資金が無いという方も、その無駄遣いを減らせばお金は生み出せます。

少しずつお金の知識を身につけていきましょう。

参考
国税庁「令和3年度 民間給与実態統計調査
三菱UFJフィナンシャルグループ「退職前後世代が経験した資産承継に関する実態調査