最近は身近なところで色々なものの値段が上がっていることを感じます。
物価が上昇することをインフレーション、略してインフレと言います。
インフレが起こると相対的にお金の価値が下がります。
お金の価値が下がっても資産を減らさないために資産を分散して守りましょう。
インフレとは
インフレーションとは物価が上昇する事です。
物価が上昇するということは、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]通貨の価値が下がる[/su_highlight]ということです。
例えば4月から国民的駄菓子のうまい棒が値上げしました。
今までは1つ10円だったものが12円になりました。
これにより、今までは1,000円札1枚であれば100本買えたうまい棒が83本しか買えなくなったのです。
1,000円札自体は見た目が同じままですが、交換できるうまい棒の数が減っているということは価値が下がっているとイメージがしやすいでしょう。
そもそも物価が上がるということは、需要が供給を上回っていると考えることが出来ます。
今あるものの数に対して欲しい人の数が上回った場合、より高い値段を支払ってでも欲しいと思う人がいるからです。
そうするとものを作っている企業は値段が高く売れるので儲かります。
さらに欲しい人がまだたくさんいるので、増産しようと頑張るようになります。
企業が頑張ると仕事が増えるので、働く人の給料も上がります。
そして給料が上がった分でまた他の物を買うようになり、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]経済の循環が活発[/su_highlight]になります。
これは物価上昇の良い循環ですね。
インフレへの備え
では、先ほどの物価上昇の循環の例で給料が上がらないとどうなるでしょう。
ものの値段は高くなるにもかかわらず、自分の手元にあるお金は増えていません。
この場合はどんどん[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]買えるものが減っていき貧しくなる一方[/su_highlight]です。
ではどうすればインフレ局面でも貧しくならずに自分の資産を守ることが出来るのでしょうか。
それは資産を分散しておくことです。
例えば、インフレ時には一般的に企業活動が活発になるため株価が上昇します。
そのため、株を持っている人は資産が目減りしません。
他には円以外の他国の通貨を持つことも有効です。
インフレ時には日本円の価値が下がっている場合があります。
円の価値が下がっているということは、為替市場で他の通貨の価値が上がっているということです。
資産をドルやユーロなどの他の通貨に替えておくと目減りを防ぐことが出来ます。
さらに金やプラチナなどの貴金属に資産を替えておくのも有効でしょう。
実際にはいつインフレが始まりいつまで続くのかはわかりません。
[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]お金を使いたいタイミングで価値が上がっている資産を当てるのは至難の業[/su_highlight]です。
資産を守ることを考えるのであれば、まずはお金をさまざまな資産に分散しましょう。
例えば10年前に手元にあった40万円を株とドルと金に10万円ずつ替えたとしましょう。
そして今10万円のお買い物をしたいと考えた時に、
株の価格が2倍、ドルの価格が0.5倍、金の価格が1.5倍になっていました。
このような状態なら株を10万円分換金してもまだ残り10万円分の株があります。
つまり、実質5万円で10万円の買い物を出来たと考えることが出来ますね。
まとめ
インフレ局面で給料が上がらないと相対的に貧しくなる一方です。
それを防ぐためには資産を分散しておくことが大切です。
これから先の未来に何が起こるかは誰も知りません。
ギャンブルではなくお金を守るための資産運用をはじめましょう。