新年明けましておめでとうございます。
2020年も引き続き皆様の生活が豊かになるような
知って得する・知らなきゃ損する知識をお伝えしていきますので
どうぞよろしくお願いいたします。
日本人の複利に対する理解
いきなりですが、この問題の答えがわかるでしょうか?
「10万円の借入れがあり、借入金利は複利で年率20%です。返済をしないと、この金利では、何年で残高は倍になるでしょうか。」
こちらは2019年に実施された金融リテラシー調査の一部です。
余談になりますが、この調査は金融広報中央委員会が全国の18~79歳の個人25,000人を対象に実施したものです。
こちらから簡単なテストも実施できます。
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy_chosa/literacy_quiz/
ご自身の金融リテラシーを一度確認してみてはいかがでしょうか。
話は戻りますが、先の質問の正答率は44%でした。
[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]日本人の半分以上の方が正しく理解出来ていない[/su_highlight]ということです。
複利のイメージ
では、複利とはいったいどういうものなのでしょうか。
複利とは、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]元本によって生じた利子を次期の元本に組み入れる[/su_highlight]ものであり、元本だけではなく利子にも時期の利子がつくというものです。
一方単利とは、元本に対してのみ利子がつくものです。時期の利子にも元本の分しかつきません。
この説明ではわかりにくいことこのうえないと思います。
1年間銀行に預けて受け取った利子に対して、
受け取った利子を[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]再度銀行に預けてその利子から利子を受け取る[/su_highlight]のが複利運用
何かを買うために使ってしまうのが単利運用
これだといかがでしょう。
もっと身近な例をあげましょう。
温泉の回数券で、10回分の入浴券(5,000円)を9回分の値段(4,500円)で売っているとします。
浮いた500円を[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]また今度回数券を買うために貯金しておく[/su_highlight]のが複利運用
浮いた500円でお風呂上がりの牛乳を買ってしまうのが単利運用
ということです。
回数券を9回購入すると、浮いた500円の貯金が4,500円になりますね。
温泉に90回入るためにかかるお金を比較すると
回数券を買わない場合では45,000円
単利運用をした場合では40,500円
複利運用をした場合では36,000円
になります。
まとめ
複利というものに対する何となくのイメージはお持ちいただけたでしょうか?
[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]運用は複利を利用することで効果が絶大[/su_highlight]になります。
私たちは投資だけではなく、節約も立派な資産運用だと考えています。
節約して生み出したお金を有効に活用することで、
複利の効果を最大限に利用していきましょう。