毎年この時期になると、住民税決定通知書が発行されます。
もうお手元に届いた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
大切な書類ですが、通知書のサイズも大きくなく、小さい文字が並んでいることから内容をしっかり確認していない方もいるようです。
そこで今回は住民税についてお話をしていきます。
住民税とは
住民税とは、前年中に所得のあった人に課されるものです。
市民税と道民税(道外にお住まいの方は都府県民税)が合わせて徴収されます。
金額は「所得割」と「均等割」の合計額によって決まります。
所得割とは、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]前年1年間の所得に応じて決定[/su_highlight]されるもので、均等割とは所得に関わらず課されるものです。
就職して2年目は手取りの金額が少なくなったという声を聞くのは住民税が天引きされているからですね。
また、転職などで前年から大きく所得が下がる場合は注意が必要です。
天引きで意識せずに支払っている分、負担が大きくのしかかってくることになります。
ところで、このコラムを読んでくださっている方ならピンとくるかもしれませんが、[su_highlight background=” #ffff00 ” color=”#000000″ class=””]意識せずに払っているもの[/su_highlight]は無駄遣いの可能性がありますね。
住民税も例外ではありません。
見落としがないか確認
節税できるポイントが無いか、実際に通知書を見ながら確認していきましょう。
所得については、会社員の方は給与所得のみの場合が多いので源泉徴収票と相違ないか確認しましょう。
副業で確定申告をしている場合など、給与以外の収入がある方はその部分の金額の確認も必要ですね。
注目すべきは青枠で囲った部分です。
この所得控除の部分に節税できる可能性が含まれています。
給与所得であれば、給与所得控除が適用されています。
それ以外にも、扶養家族がいたり、高額の医療費を支払っていたり、生命保険料を支払っていたりする場合には、年末調整で申告していれば所得が控除されます。
ふるさと納税や住宅ローン控除をした場合には確定申告で控除を申請しているはずです。
それらの控除がしっかりと反映されているかを確認してみましょう。
まとめ
普段何気なく見ている部分に無駄遣いは隠れています。
いきなり全てを理解するのは大変ですが、一つずつひも解いてみましょう。
これからは社会の仕組みや作られた意図が少しずつ見えてくるはずです。
良くわからない場合は、まずは専門家に相談してみてくださいね。