お金について学べる作品

時が過ぎるのは早いもので2021年の配信も今回が最後となりました。

今年も1年間お付き合いいただきありがとうございました。

今回は箸休めということで全く難しくなく、年末年始のおやすみ期間中に楽しめる内容になっています。

過去の記事を交えながら、お金について学べる映画や漫画をご紹介します。

 

映画で学ぶお金の考え方


「マネー・ショート 華麗なる大逆転」

リーマンショックをきっかけに発生した世界的な金融危機の裏側で、いち早く経済破綻を予見した人たちがいました。

これは住宅ローンに端を発した不動産バブルの崩壊を見抜いたことで莫大な利益を手にした男たちの物語です。

見せかけの指標に流されずに、情報の根拠を確認して判断する大切さが学べます。

作中に登場するやや難解な経済用語も、解説キャラクターの説明つきで理解しやすくなっています。

 

「ハリー・ポッターと死の秘宝」

世界で最も有名なファンタジー作品の一つであり、シリーズ最終章にあたる本作で主人公とその仲間は、宿敵を倒すために分霊箱を破壊する旅に出ます。

分霊箱とは魂を分裂しておく入れ物のことで、これがあれば肉体が滅んだとしても魂だけは生きながらえるため不死身の状態を作り出すことが出来るのです。

主人公の敵の立場ながら、自らの死に対するリスク分散は見事です。

魂を複数に分散していたように、資産を分散することで起こりうるリスクに備えたいですね。

 

「フォレストガンプ」

知能が低いことで周囲からバカにされていた主人公が純粋な心で懸命に人生を駆け抜ける様子を描いた名作です。

主人公は軍への入隊、そこで出会った卓球で得た資金をもとに起業し、さらに投資を通じて大きな資産を手にします。

作品のメインテーマからは外れますが、労働者から経営者へ、さらに投資して資産を増やす流れは理想的な形ですね。

ちなみに作中に登場する会社をモチーフにしたレストランが日本でも営業しています。

 

「殿、利息でござる!」

江戸時代中期の商人たちが重い労役や年貢に困っている状況から抜け出そうと、金融知識を使って一計を案じる物語です。

お金を借りる側と貸す側の立場の違いやそれによって生じる変化が表現されています。

知識があれば身を守ることができ、知識がなければ搾取され続ける、知っていることの重要性を知らしめられる作品ですね。

 

漫画で学ぶお金の考え方


「インベスターZ」

学費無料の中高一貫の超進学校に入学した主人公ですが、実は各学年成績トップで合格した者のみが入部を許される投資部が学校の運営費を稼ぎ出していたのでした。

貨幣経済の成り立ちや株式投資FXの基礎基本など、主人公と一緒にお金の勉強を一通り学ぶことが出来ます。

また、作中には実在の企業が登場してその経営戦略等を解説してくれるところも興味深いです。

そしてなんといっても舞台が札幌市であることも共感を覚えますね。

 

「サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編」

元暴走族の総長である主人公がサラリーマンの世界を駆けあがっていくシリーズ作品です。

このマネーウォーズ編では投資銀行を舞台に、各方面の専門家と協力しながら莫大な資金を動かすマネーゲームがメインに描かれています。

個人では到底投資出来ないような案件でも、ファンドとして組成してあればそこに共感する人たちから出資を募ることが出来ます。

投資信託のイメージをつかむにはちょうど良い作品ではないでしょうか。

 

「闇金ウシジマくん」

10日で5割という法外な暴利を貪る闇金融の経営者である主人公とその仲間や客の日常を描いた作品です。

フィクションではありながらも、さもありなんといった内容が随所に散りばめられています。

借金が複利で増えていく恐ろしさを知ることが出来ます。

お金を借りることは決して悪いことではありませんが、プランが無いと悲惨な目にあってしまうことが身に染みる内容です。

 

まとめ


勉強しようと思っても、机に向かって教科書を開くのはなかなか難しいものです。

最近はサブスクサービスの無料お試しも充実しているので、肩ひじ張らずに手に取ってみてはいかがでしょうか。

知らぬ間にお金に関する知識が少しずつ身についていればラッキーですね。

今年も1年間大変お世話になりました。皆様良いお年をお迎えください。